「え?あれ…?」 今、当たり前に思ったけど。 私…何で松希の心配してるんだろう…。 昨日、初めて逢ったばかりなのに…。 「松希に…もう一度会えばわかるかな…?」 うん。 そうしよう。 松希にまたねって言っちゃったんだし。 私は箒にまたがり、空き倉庫へ向けて飛び立った。 数分後。 私は空き倉庫が並ぶ町外れへと到着した。 取り壊しが決まってるから誰も近づいては来ないそこに、数人の気配を感じた。