それなのにどうして私は…。 松希が傷つくのを防ぎたかったのかな? 考えたって…答えなんかでない。 松希、あれから…どうしただろう。 私の忠告、聞いてくれたかな…? 私が視た未来では、確かあそこは…取り壊しが決まっている空き倉庫だったはず…。 町外れの…。 考えたってどうしようもないし、もう禁は犯しちゃってるし。 二度目だろうが三度目だろうが関係ないし。 よし、様子見に行こう。 松希が心配だもの。