*あたしと彼だけの秘密*



「峰これどこに持ってけばいい?」


「あぁ、坂井くんのところでいいよ」


「さんきゅ」



今は文化祭の準備真っ最中の教室には飾り付けなどをしてダンボールで作った看板を取り付ける



みんな楽しく作業をしている、何だかあたしの心が暖かくなったんだ


「峰これどうやんの?」

次々とあたしを頼りにしてくれているみんな、あたしが頼りにされている改めて実感した



「あたしがやるね」



私はダンボールにペンキで丁寧に塗り上げた