中間テストが終わって、普通の授業に戻った。

紗江ちゃんは、僕を見ては赤くなったり、顔を隠したりするようになった。

僕は家に帰って、パソコンの電源を立ち上げると、Seape(シープ)がオンラインになって、美月ちゃんもオンラインだから、シープをかけた。

「それって相手も、宏ちゃんのこと、好きなんじゃないの~?」

「でも、ソッポ向かれるんだけど…」

「君は実に鈍感だな~、宏ちゃん」

ハァ。

「人によって、好意のサインは違うけど、あれじゃない?その、紗江ちゃんって言う子は、好きな人の視界に入っていたい。でも、一緒にいるとドキドキして、目も会うことすら、出来ないタイプじゃないの?」

「へー…」

「へーじゃない!早く行動に移しなさいよ」

「でも、どうすれば良いんだ?」

「また、告白すれば?今の彼女なら、絶対にOKだよ~」

「あ、ヤバ、ホストマザー、起こしたかも。じゃあ!」

ぽよんっ。

はぁ、切られてしまった…

告白してから、随分と紗江ちゃんとメールしてなかった。

あーあ。