宿題を終わらせて、しばらくダベって、家に帰った。

家に帰ると、久しぶりに夜メシの時間に居た。

台所から物凄く辛そうな臭いがしてきた。

「晴ちゃん、ぼーと立ってないで、椅子に座って」

「あぁ…」

「「「「いただきます」」」」つって、俺たちはご飯を食い始めた。

親父は、お袋が言う『お父さんだけのスペシャルメニュー』だった。

ちなみに親父のメシは、俺達の味噌汁、肉じゃが、オクラとひじきと白いご飯と違って、

うどんで、七味がかなりかけられていて、酢豚が入っていた。

ぜ、絶対に食べたくねー…

瑛子も恐る恐る普通の夕飯を食べていた。

そして、その『お父さんだけのスペシャルメニュー』は、

親父が胃潰瘍になるまで、一週間続いた…