「もしもし」 「みんなとバイバイして、いま‥‥優太さんと一緒」 「送ってくれ‥‥あ‥うん」 「わかった、後でね」 優しい笑顔の美希。 ‥てか、俺の名前出してたけどいいのだろうか。 「もう遅いし、送ってくよ」 眼鏡をケースにしまい、小説と一緒にカバンにしまった。 「あの‥送ってくんじゃなくて‥」