美希は俺の前に座った。 「久しぶりだな」 もう熱いくらいだったコーヒーは冷めていた。 「だね。‥‥りーちゃんとはどうなったの?」 「別れたよ」 「そっか」 笑顔にはなるが、とても複雑そうな顔をする。 ♪〜♪〜♪〜 美希の携帯が鳴る。 画面を見た美希が焦る。 「いいよ」 「あ‥うん」 申し訳なさそうに美希は電話に出た。