莉杏‥。 「あのね、あたし、あたし‥」 こいつ、こんなに化粧濃かったっけ? 「リョージとは友達だよ?」 こんなに肌カサカサなんだ‥ 「だから、その‥」 ‥ってか、不細工だな。 「なぁ、莉杏。」 俺からの反応に期待をしたのか、こっちを嬉しそうに見る。 やっぱ‥‥‥ 「好きなヤツが出来たとか関係なく、お前と一緒にいんのは無理に近いな。 って事だからさ、リョージと仲良くやれよ。」 「え?‥優太?」 「じゃあな」 莉杏は何も言わなかった。 納得したのだろう。 長かった俺らの恋が終わった。