しばらくして目が覚めた。 外はもう薄暗く、部屋も家もすごく静かだった。 「‥‥あ、颯太」 眠たいのか、起きたばっかりなのかわからないが、颯太は隣に座っていた。 「みんな帰ったよ」 優しく笑う颯太にすごく安心感を覚えた。 その日はすぐ家に帰った。