適当に返信して、 携帯の電源をOFFにした。 どうせ、親も心配しないだろうし。 適当にのろのろと暇そうに歩いていれば ヒモは出てくる。 ま、いわば金づる。 「ねぇ、君何歳? 良かったら僕とお茶しない?」 ほら ね。 「愛美って言うの♪ お腹空いたな~」 「可愛い名前だねぇ じゃあ何か食べに行こうか」 本当はこんな中年のおっさんとなんて嫌だけど お腹減ってるし。 自分のお金は銀行に行けば沢山ある。 でもわざわざ下ろしに行くのも面倒だし、極力自分のお金は使いたくない。