私は数馬を見た。



数馬は又いつもの優しい顔になっていた。



数馬が、「今から話す事に引かないでくれるかな?


何からどう話していいのか分からないけど、


二年前大好きだった兄が事故で死んで、瑠璃がおかしくなって、


俺も荒れて、女遊びはよけいに激しくなって、遊び歩いてた。


どうせ偽物の家族だからって、


そしたら、母親に殴られた。


私たちは家族なんだって、でも信じたくなかった。


そんな時あずみに会った。

京一の忘れた物届けに来た時、あずみが天使に見えた。


一目惚れってやつ。あずみを見ると、ドキドキが止まらなくて、


京一にその事話したら、あずみに近づくなってなぐられた。


京一があずみを愛してる事は知っていたけど、


負けたくなくて、俺は自分を変えたくて母親の仕事を手伝う事にした。


すべての女とは縁を切った。