だけど忘れられなかった。

春奈を抱きながらあずみの名前を呼んだり、


俺って最低だよな。」



「京一 。」



私は切なくて京一の名前を呼んでしまった。



京一が私を見つめる。



「私も京一がずっと好きだった。多分今も。私もどうしていいのかわからない。」



二人出で見つめあったまま。



たけど現実から逃げちゃ駄目だから。



京一もきっと分かっている。



京一の目から涙が溢れる。


京一何か言ってよ。



そんな苦しいそうに涙を流さないで。



私も苦しいよ。



「あずみ愛してる。」



「私も。」



京一が私を抱き締める。



京一痛いよ。



京一に力一杯抱き締められ声も出ない。



「あずみが好きだ。」



「私も京一が好き。」



私たちはそっと罪の意識を感じながらキスをした。