それからしばらくして、私と数馬のポスターが街の色々なとこに貼られた。



最初それを見た時、なんだか自分とは思えなくて、



数馬に自分に見とれてどうするんだよぉ。と笑われた。



だって私じゃなんいだもん。



そこにいるのは私ではない。


シンデレラなんだよ。



数馬が不思議そうな顔をして私を見る。



「これって私じゃないよ。王子様に恋するシンデレラみたい。」



数馬は、「それでいいじゃないの。花嫁は愛する人のお姫様なんだからさ。」



そうなんだ。愛する人は花嫁にとって王子様で、結婚式のその日、愛する人の為のお姫様になる。



私の王子様は誰なんだろう?