帰りは友達にカラオケに
誘われたがそんな気分ではないため
断った


美咲が心配そうにしていたが
わざと笑ったりふざけたりして
ごまかした




美咲にはごまかせないこと
なんて知っているけど
そうしていなければ涙が
でてきそうだったから・・・



帰り道
となりに翔太がいないだけでこんなにも
寂しいと感じると思わなかった

寂しくて足が勝手に

あの場所へ私を連れて行っていた