彩side
いつもと同じ帰り道だけど
私はいつあのことを聞こうか
ドキドキしていた
もしかしたら思い出していて
また前と同じように
「彩のことは俺が守ってやるからな」って
言ってくれるんじゃないか
期待している自分がいた
「彩?なんか元気なくね?」
私が何もしゃべらないからしんぱいしてきた
「違うの・・えっと
今からいう言葉で何か思いつく?」
あの日のことは覚えてないかも知れないから
単語だけ言ってみることにした
「6年生。夏。海が見たい。高台。・・・虹」
「何それ?心理テストとか?」
「あ・・・そうなんだ!!今日夏美たちと・・」
『彩を守る』そんな言葉は
一切聞こえなかった
思い出せてないんだ
期待していた分結構つらくて
そのあとうまく話をかえれたかは覚えていない

