竜也side
俺はつくづくバカな男だと思う
好きな女を振り向かせようとするくせに
チャンスを逃してる
いや、逃すどころか彩にチャンスを与えてしまってる
「はぁ、俺ってバカ?」
彩がいなくなった屋上で
呟くとうしろから
「あんた、マジでバカだね」
女の声がして振り向くとそこには
彩の友達の夏美がいた
「は?お前彼氏は?」
「さっきまで一緒にいたけど?」
「お前はいいよなー幸せそうで」
彼氏からもらったと思われる
ハートのネックレスを必ずつけている
彼女が羨ましかった
「だから?あんたがバカなだけじゃん」
「毒舌・・・」
「うるさい。忠告してんの」
「忠告?」
毒舌満開の夏美はしぶしぶ話し始めた

