想い出の宝箱





私の顔を見て翔太は
ひどく傷ついた顔をした


だから、嫌だったのに・・・



「ごめん・・・ごめんな俺のせいで」


「違う、翔太のせいなんかじゃ・・」


私が言い終わるか分からないうちに

私は翔太に抱きしめられていた




「ごめん、そんな顔させて・・・
傷つけてごめん
俺、勘違いしてた
華穂に一方的に彩が怒ってると思ってて」

「いいよ、もう」


「ほんとごめん」



翔太は私をギュッと力いっぱい
抱きしめた



そうすると私の中の好きも
あふれ出してしまいそうだった


「記憶が戻ったからこうしてるの・・・?」


勇気を振り絞って言うと


翔太は私をはなして
「ごめん、思い出せてない」


その言葉は何度も言われてたけど
ズシンと心に響いた



「そっか・・・」