想い出の宝箱




彩side

翔太なら私のことを守ってくれると
思ってた



今更ながらに自分がバカだと思う


翔太は華穂ちゃんが好きなんだから
私の味方になんかならないのに・・・




泣きながら走ってきた場所は
あの公園だった


いつも泣く場所はここ

記憶のなくなった翔太は
私をなぐさめてくれないけど
この公園に詰まっている思い出の
翔太は私をなぐさめてくれるような気がして




「うぅー・・・ひどいよ・・」

私はたくさん泣いた


だって華穂ちゃんも好きなら
私に謝るなっての・・

私に同情するくらいなら
翔太にかかわらないでほしい

でも、それは翔太がきめることだから
私がどうこうする問題じゃないことは
分かってる



だけど、悔しくて・・・



「うぅ・・・翔太ぁ・・」