想い出の宝箱




翔太side



この遅い時間に彩を一人で帰らせるのは
やっぱ危ないから
2人の話が終わるまでカフェの前で待っていた



ガラスから2人の様子を見たら
彩が怒鳴ってて華穂が泣いていた



びっくりして中に入ると
まだ彩は怒鳴っていた

「私は、ずっと翔太のそばにいたの

意識がない時もずっと話しかけてて・・
学校のこととかもいろいろ教えてあげたの・・

記憶がなくても前の関係に戻ろうと
頑張ってるの!!

華穂ちゃんはずるいよ!!」



たしかに・・助かったけど

これは華穂に言うことじゃないし

いいすぎだと思って止めに入った








彩が走って帰ってしまっても
俺は追いかけず
泣いている華穂のそばにいた



「早く彩ちゃんのこと
追いかけなよ・・」



「いい」


「でも、心配なんでしょ?」

「心配なのは華穂の方が」

「嘘、さっきから外ばっか見てるじゃん」



気づかないうちに俺は外ばかり気にしていた