そのあと2人の仲良しぶりを
見ても前よりは落ちついていられた
体をぴったりと寄せて話す2人が
昔の私たちに見えて目の奥が
じんじんと熱くなることはあったけど
「今日楽しかったねー」
華穂ちゃんは背伸びをして嬉しそうに
笑っていた
私も今日は翔太をあきらめるいい
きっかけになったと思う
「ねぇ、彩ちゃん。
話したいことがあるんだけどいぃ?」
私は華穂ちゃんにひきとめられて
広瀬と翔太と別れた
小さなカフェに入って話をすることになった
だいたいなんの話かは検討が
ついたから
あまり、一緒にいたくなかった
「あのね、彩ちゃん
私翔太くんのこと好きになっちゃった」
「うん・・・」
「本当に申し訳ないって思うよ?」
申し訳ない?
「翔太くんが早く記憶を取り戻して
2人が元に戻ればいいって思うよ・・・」
「なにそれ・・
何が言いたいの?
私がかわいそう?翔太がかわいそうだと思うの?
私たちがもとに戻ればいいって思ってるのに
華穂ちゃんは翔太が好きって私に言うの?
申し訳ないって思うなら
翔太から離れればいいじゃん!!!」

