想い出の宝箱





その彩の泣き顔は

今日の彩の顔に似ていた



もしかしたら泣きそう
だったのかもしれない


理由はわからないけど

俺がキツイことを
言ってしまったのかもしれない




そこで記憶は途絶えた


もう何も思い出せなかった


自然に頭痛も引いてきて


俺はこの公園をあとにした






家に帰って母親に

「昔の写真見せて」

と頼むと悩みながらも

チェックのがらの分厚いアルバムを
くれた





部屋に戻って開いてみると


最初は俺だけだったり
家族とだったりしたけど

次のページからは
彩との写真ばかりだった


「翔太の誕生日」と記されていて
その写真にも彩が写っていた


それから小学6年生くらいまで

見るとどれも彩が映っていて

あの公園で遊ぶ姿も写っていた



「彩だったのか・・・」



公園で一緒にあそんだのは

彩だったんだ