あのすべり台も
砂場も
このブランンコも見たことがある
ズキン―――――
頭がよじれるような痛みに襲われた
「うっ・・・」
それでもこの風景を思い出していく
この公園は来たことがある
でも誰と来たかは思い出せない
中学でも高校でも誰かと来てる
頭痛がひどくなった
俺は地面に崩れ落ちながらも
頭の中では映像が駆け巡る
「お前は確かに―――を守ってる。」
侑吾が俺に向かって言った言葉
肝心の名前が分からないけど
俺は一度ここで
侑吾と話してる
もっと思い出そうとすると
女の子がベンチに座っている様子を思い出した
その子は彩だった
彩は泣いてて
でも、俺はそばに寄らないで
侑吾に竜也を呼んでもらった
なんでかわからないけど
俺はそばに寄れなかった

