想い出の宝箱






「彩?もしかしてマジでそうだった?」



私を追い込むように


翔太は聞いてくる




「彩?」





もう我慢できなくて


「思い出せないならいい!!!」


そう言って私は

家へ走って行った





玄関の扉を閉めたら


涙が出てきてしまった


最近は我慢してた涙が


どんどんと流れていく


てっちゃんとの約束も守れそうにない




「ぅぅ・・・翔太ぁ・・・」



玄関に座り込んで

翔太の名前を呼ぶけど

聞こえるのは時計の針の音だけ



時間は進んでいるんだ