想い出の宝箱





「翔太?聞いてる!?」


「え・・・あぁ、聞いてたよ」


「うそつけ!!聞いてなかったでしょ」




帰りもあの疑問が頭の中でいっぱいで

彩の話を聞いていなかった




「ねぇ?どうしたの?」


「いや・・なんでもない」

「ならいいけど・・」




俺は彩に心配をかけすぎている



だから俺の疑問は言わないことにした



きっと隠そうとするし




俺は家への道を歩いていると

彩に腕を引っ張られた


「な、なに!?」

「忘れてんじゃん・・・」

「なにが?」




「プリン買ってくれるって言ったじゃん」



彩は近くのケーキ屋さんを指差して

怒っていた




俺は頭の中がモヤモヤしたまま

高級プリンを買い空になった
財布を見てため息をついた