想い出の宝箱





「翔太くんー!!

今日一緒にかえろ?」



「あぁ・・・ごめん

名前は?」



「あ、そうか話しかけたの今日が初めてに
なるのか・・あたしは有坂 華穂(アリサカ カホ)」


「有坂さんか・・ごめんね今日は
彩と帰るから・・」


「そっかぁーじゃあ、また今度帰ろうね!!

あ、あとあたしのことは華穂でいいよ」


「おう」




有坂さん・・じゃなくて華穂は走って
行ってしまった




俺はまだ名前さえ思い出していない子と
付き合ってたのかもしれない


そう思うと

辛くて無意識に華穂を呼び止めていた



「あのさ、俺って誰かと付き合ってた?」


「え?付き合って・・・

なんでもない!!自分で思い出したほうがいいよ!」


一瞬言いそうになった口を押えて

華穂は逃げて行った




「自分で思い出せ」

ということはいたのか?



そんな疑問が俺の頭を巡らせた