想い出の宝箱






次の日昨日のことを夏美と美咲に話すと


「覚えてたんじゃん」


「だよね、そうとしか思えない」




翔太は彼女ができる前まで

毎日帰りになると私の教室まで迎えに来てた




「記憶がなくても体が覚えてるんだね」


そう言って3人で幸せな気分につかりながら


笑いあった






お昼の時間になり


購買へ美咲と行った



もちろん夏美は彼氏とご飯だった





「なににするー?」

たくさんあるパンの中から一つ選んでいると



「彩!!」


翔太が友達と走ってきた



「どうしたの?」



肩で息をする翔太に聞くと




「俺、思い出した!!」


と笑顔で言った