想い出の宝箱








「そんなぁ・・・」



夏美の後姿を見つめ


肩を落としていると


後ろから肩をたたかれた


振り向いてみるとそこには広瀬がいた




「残念だね♪彩、一人ぼっちでご飯とか

寂しいでしょ?


俺、いっしょに食べてあげようか?」




肩を落とす私を見て広瀬は笑いながら

そう言ってきた



「いい!!」


むかついたから

断って購買へ行った







「なんでついてくんの?」



「一緒に食べてやるって」


購買に並んでいると

その後ろにはちゃっかり広瀬がいた



「なんでそんなに上から目線?」


怒ったように言うと


「ごめんって。一緒に食べよ

ってか一緒に食べて?」



「・・・・なんで?」