想い出の宝箱





退院当日



その日は日曜日で学校が休みだったため

私も退院の手伝いができた



「今までありがとうございました」



「いや、あまり力になれなくてごめんね

これからきっと記憶は戻るから焦らず頑張ってね


何かあったらまたおいで」


「はい」


先生は優しく微笑み病院の中へ行ってしまった



「てっちゃん、俺先行くよ」


「おぃおぃ、2人して俺より先に退院なんて・・」


「ごめんごめん」


てっちゃんは足がまだ治ってなかったから

まだ入院らしい


「てっちゃん早く治るといいね



ありがとう」



私と翔太はてっちゃんに手を振り

翔太のお母さんの車に乗った





「じゃーね!!てっちゃん」


「おぅ!!がんばれよ2人とも」





そう言っててっちゃんと別れた