想い出の宝箱




「え・・・翔太?」


私が驚いていると
翔太は私の前にある椅子に座り



「あ~あ、ドジすぎるだろ

ちょっと見せてみ?」


笑って言う翔太に
私は勇気を振り絞って言った



「こ、こういうこと
彼女さんが誤解すると思うから・・・


それに、
このくらい自分でできるよ!!」



「このくらいって・・・
お前結構ケガしてんじゃん」



「いいの!!!」


すると、
翔太は一瞬悲しそうな表情をみせたが


すぐに

「あぁ、そう。
心配するだけでもダメなのかよ・・・」


呆れたようにテントから出て行った