**葵** 「すっご~い!やっぱり葵先生って頭がいい!」 君にそこまで感心されると、いささか照れる。 何故、僕が君に褒められているのかと、言うと。 君の家にお邪魔して、君の部屋で、君の勉強をみているから。 もうじきテストが近い君の役に立てるのなら、いくらだって協力するつもりでいる。 「紫乃ちゃん。ここに公式を当てはめればいいんだよ。ほら、やってごらん?」