「 どうして・・・ 」


「 え? 」


「 他人でしょう?
  あたしは貴方を知らない。
 貴方もあたしを知らない。
  それなのに、どうして
  そんなに優しいんですか・・! 」





今、貴方に言っていいのか
言っちゃだめなのか。
あたしには分からない。





けど、この場でないと
絶対に言えないと思った。






驚いた顔をした彼は
しばらく黙り込むと
ベッドに腰を下ろした。