吹き出すような声が聞こえて 顔を上げると 海くんも楓くんも 声を殺して爆笑していた。 「 ・・・・麗華・・ 」 おまけに龍弥は溜息をついて あたしの頭をポンポン叩いた。 「 米原さんらしくないと思ってました 」 不良には珍しいタイプの 真面目そうな楓くんは ニコリと笑って あたしをじっとみる。 「 人助けなんて絶対にしない貴方が どうして子猫を拾ってきたのか すごく気になってたんですよ 」