「 ・・・あの 」 「 麗華ちゃん大丈夫? 」 龍弥の腕を退けて あたしの手を引く海くんは 心配そうに振り向いた。 「 誘拐じゃ、ない・・よ? 」 「「 え? 」」 「 父から助けてくれて・・ 」 詳しい内容は話せないけど・・・ 「 だから、あの・・・誘拐じゃ・・ 」 ”ぷっ” ”ぶはっ”