「私、もう龍と別れるね?」











はっ?

何言ってんだよ、奈津。




「龍は私じゃ物足りなかったんだよね?」

「奈津、何言って・・」

「その人の方が満たされたんだよね?」

「奈津・・・」

「・・・・・・ごめんね」




奈津は1滴の雫を流し

部屋を静かに走って出て行った。