俺が着いた時にはもう夜で

空にはたくさんの星が散りばめられていた。




奈津・・・



その場所にちょこんと座ってる

愛しい俺の彼女。


まだぐすぐす泣いている。





「奈津」





呼んだら奈津はビクンとして

もっと顔を埋めた。




「奈津、話があるんだ」

「・・・・私はないもん」

「奈津、逃げんで」




俺は奈津を後ろから抱きしめた。