病院につくと、すぐに先生が出てきた 友梨を見るなり 「急いで処置室へ」 いつもの穏やかな先生の姿はなかった 飯田は、仕事があるといってまた迎えにくるといった 友梨の入った処置室の前のいすに腰掛ける でも、友梨のことを考えると落ち着いていられなくて、また立ち上がる そわそわしていると 「漣さん、ちょっといいかしら。」