僕の彼女は幽霊で


君が死んだと伝えられて、
君と初めてで最後のキスをして、
心を何重にも閉ざして、

一体、どのくらいの時間が過ぎた?

ふと顔をあげて、
窓の外を見つめる。

夕日の赤を、
夜の紫が侵食し始めていて、

君が死んでから
何時間もたっていることを俺に教えた。