いつも同じぐらいの、
ちょっと遅刻しそうな時間帯に家を出る。

走れば間に合うかな。

少し走る。

見える校門。

ああ、間に合いそうだ。

そのままのスピードで校門を通り過ぎ、
昇降口に張り出された
3年のクラス標を見ていく。