僕の彼女は幽霊で


怒りが、
支配する。

殺す。

殺す。

惨殺してやる。

時間をかけてじっくりと殺してやる。

目玉をほじくり出してやる。
潰してやる。

何で人を轢いておきながら、
そんなに楽しく笑える?

俺は、君をゆっくりと地面に横たえて、
笑っている男に歩み寄った。

男は俺に気がついた。
男は涎を口から垂らしながら言った。

「お前、俺に
 殺されてもらってもいいー??」

俺は言った。
無表情に。

「逆にお前を殺してやる。」