僕の彼女は幽霊で


アーケード街は、
日曜日らしく人がたくさんいた。

俺らはあまり店には入らずに、
おしゃべりしながら
アーケード街を歩いた。

それだけで楽しかった。
幸せだった。

このまま、時が進まずに、
永遠と君と一緒にいたかった。

帰りたくなんてなかった。

だけど、【運命】というやつは、
非情なやり方で俺らを引き離した。