僕の彼女は幽霊で


切符を買って、
ホームで待っていると、電車が来た。
見慣れた緑色の電車。

今日のは何か特別に見える。

横にいる君を見る。
君と目があって、笑いあう。

電車が風を纏って
俺らの前で停止する。

ドアが開いて、
俺らはその電車に乗り込んだ。