「だいじょーぶか?」
「平気だもん!!」


私は意地張って、そう言った。


でも、はっきり言って平気じゃないよ~!!
反則だよ~!!
私はどうすればいいの~?!


「じゃ、行こっか」


私は頷く。


そっか……
どっか、連れてってくれるんだった。
忘れてた…………。


私は遅れないように歩きながら考える。


私って、このままじゃ、いろんな意味で隼人にのせられる?
だからと言って、なにすればいいかはわかんないし…………。
どうしよっかな~?
こうなったら、逃げるとか?
う~ん……ダメな気がする…………。
じゃぁ、逆に私が隼人をのせるとか?
無理だよね……そんなの…………。


私、もう終わった!!!!


「どうかしたのか?」
「いえ、なんでもありません」


声に出てたのかな?!
気をつけないと!!


はぁ~~。
ホントに、どうしましょうか?
私…………。


もぅ、私自身、冷静な判断ができなくなって来てる気がする……。
もぉ、終わった…………負けを認めるしか、ないか…………。


私はそんな意味のわからない事を思っていた。