―5年後―

「ユリー」
「んー?」
あたしたちはもう大学生。
のはずだけど・・・・
みんなで同じ所でバイト中。
大学にはいかないでずっとみんなと一緒にいる。
あたしはみんなといることがもうあたりまえになってる。
「これ運んだら終わりだってよ」
「了解」
ユウヤから食材の入ってる段ボール箱を受け取った。
「久しぶりにどっか行くか」
あたしが段ボール箱を置いたらヒカルがそう提案した。
「うん!」
そして・・・・
「久しぶりに来たな」
「そうだね」
「あぁ」
「そうだな」
いつものメンバーとあたしたちが出会った場所に行った。
「変わってねぇーな」
「そうだね」
学校は全然変わってなかった。
あたしたちは校舎を体験した。
そしたら涙が出そうになった。
思い出がいっぱいありすぎて―・・・・
「何泣いてんだよ」
「だって・・・」
「ったく・・・」
ヒカルは自分の服であたしの涙を拭いた。
「もっと思い出作るんだからこんなことで泣くな」
「うん・・・」
そういってあたしたちは歩き出した。
もっと・・・いっぱい思い出作るんだから。
学校を出て夕日を見た。
「ねぇ・・・」
「ん?」
「みんな・・・大好きだよ!」
あの学校に入ってみんなと出会ってあたしの世界は変わった。
すごい毎日が輝いてた。
みんなありがとう。
ずっと、ずっと・・・・
大好き!