「きっと、ルカ様もお喜びになると思います」


シキは私を見て微笑んだ。


「そうだといいんだけど」


私もシキを見て微笑んだ。


手に付いたご飯粒をパクリと口に入れる。


お皿にならんだおにぎりは4つ。


ルカ、早く戻ってこないかな……

ちゃんと、食べてくれるかな。



「貴様、こんなところで何をしている」


突然、背後でルカの声が。

ハッとして振り返る。


「ビックリした~。
帰って来てたんだ。おかえり」


私が目を丸めて言うと、ルカは私の後ろを覗きこんだ。


「なんだ?その白い塊は」