しかし――…
「死ね――…」
ルカは、チヅルさん目掛け、剣をひと振りした。
「……ッ!!!!」
肩から背中にかけて斬りつけられたチヅルさん。
驚いて振り返ったその目が、小さく震えていた。
「……ルカ」
チヅルさんは、床に崩れ落ちた。
「あなた……どうして……」
チヅルさんの背中から、黒い血が床に流れていく。
「どうして……こんなこと……」
流れる血が半端なく多い。
唇を震わせるチヅルさんは、何とか声を出そうとしていた。
しかし……
どんどん、力尽きていく。
「チヅル様っ!!!!」
血の匂いを嗅ぎつけたのか、バタバタと廊下を走ってくる数人の足音が聞こえてきた。
この声は――…



