もしかして、私の想いが勝った?
ルカを助けたいって。
これって……
チャンスだよな?
ヘイリの体から抜けられたってことは、ルカを止めることができるじゃん!!
やった!!
ヘイリの野郎。
今頃、私が自分の体から離れて焦ってんじゃないか?
想定外のことが起こって、きっとパニックを起こしてるぞ。
私は、足早に屋敷に戻るルカのあとを必死に追いかけた。
『ルカっ!!
待って!!!!』
背中に声をかける。
でも、振り返ってくれない。
『ルカっ!!
待てってばっ!!』
二度呼んでも、やっぱりダメだった。
クソっ!!
どうして、伝わらないんだよっ!!



