「いい夢を見てそうなったのであろう?
よく眠れた証拠ではないか。
さすが、ヘイリ様が見込んだだけあるな」


セドリックは、何の感情も感じられないしゃべり方で言ったあと、私の目の前に朝食の入った皿を投げてきた。


それはもはや人間の食べるものではない。


丸い皿に入れられたものは、いつのものかわからない残飯がぐちゃぐちゃに入れられていた。


それを見た瞬間、吐き気に襲われた。


「………」


「食え。
食事が終わったら、昨日の続きだ」


食えるかよ、こんなもの。


最初から食事なんて与える気はないくせに。


どこまで最低なんだ。


「食事なんていいから、さっさと続きを始めろよ」


私は強く言った。


早く終わらせたい。


こんな地獄

もうごめんだ。