私は怒りに震えた。
ヘイリが憎くて仕方ない。
ルカの兄とは言え、ここまで闇の塊のヤツをルカの家族だとは思いたくない。
平気で人を傷付け、人の苦しむ姿を見て笑うヤツなんて……
「そうだ。
もっと俺を憎め」
ヘイリは楽しそうにそう言った。
「そして、心を闇に染めるのだ」
ハハハハッ!!!!
甲高く笑うヘイリ。
部屋中にヘイリの笑い声が響いた。
「続きは明日にするとしよう」
ヘイリはベッドに脱ぎ捨てた上着を拾うと、クルリと振り返りイヤな笑みを浮かべた。
「今夜はぐっすり眠れるとよいな」
「………」
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