まさかっ!!
やめろっ!!
そんなものを使ったら、2人とも本当に死んでしまうだろ!!
剣を持つ手に力が入る。
これはヘイリの体で、ヘイリの意思で動いているのだけれど。
私は今、ヘイリの目になっている。
ヘイリと同じ目線で見ているこの光景に、私は耐えられなかった。
まるで、私が2人に剣を向けているようで。
「ヘイリっ!!
お願い!! あなたの言うことはなんでも聞くから!!
だから、お願いだから、ルカだけは傷つけないで!!」
私も、チヅルさんと同じように訴えた。
“ふざけるなっ!! ルカなんて、この世から消えてしまえばいいんだ”
ヘイリっ!!
“ルカなんて、死んでしまえば……”
おいっ!!
ヘイリっ!!
やめろっ!!



