ヘイリの消え入りそうな声。
でも、私は、聞き逃さなかった。
やめろっ……
何バカなこと言ってんだ!!
私がどんなに心で叫んでも、ヘイリに聞こえるはずもなく。
「殺してやる」
ジワジワと、胸の奥深くから、ルカへの殺意が湧きあがってくる。
ヘイリ、おまえ
落ち着けって!!
何をそんなにイライラしてんだ!!
今までおまえの心は、ルカに会えるって気持ちでめっちゃ明るかったじゃないか
!!
それがどうして、急にこんな殺意に変わるんだよ!!
焦る私をよそに、ヘイリはズルズルと足を引きずりルカに近づいた。
ヘイリの心にへばり付く、ドロドロの闇。
「やめてっ!!」



